『Shall We Sing?』~ひがし野ひろしま市編~第15話

お母さんシンガーソングライター 始まりの物語

※フィクションです。登場する人物や地名は実際のものとは関係ありません。


第15話:I am a Singer song writer !


主人の職場の若い友人・渡さんは新婚さんだが、今は一人暮らしをしている。お子さんが3月に生まれたばかりだが、4月から渡さんがひがし野ひろしま市に異動という時期と重なったため、奥さんは茨城のご実家で里帰り出産し、そのままご実家で過ごしている。

そんな身軽な(?)渡さんだったので、私たち夫婦のところに、ちょくちょく遊びに来てくれていた。

私が渡さんにDTM(Desk Top Music、パソコンを使って、歌の伴奏を創ったり、声のレコーディングまでできるというやつです)を相談しようと思ったのは、初めて会った時に、彼が作ったという歌を聴かせてもらっていたからだった。

渡さんは新潟出身で、高校時代に出会った先輩の影響で、自分も自宅で曲を作り始めたという。その先輩が勉強もスポーツも趣味も、なんでもひととおり上手くできる(こだわってやる)姿にあこがれて、自分もいろいろ手をだしているうちに、音楽もそれなりにできるようになったという。

何かの大会で入賞したこともあり、入賞者を集めたコラボCDにも楽曲が収録されたということで、そのCDを聴かせてもらった。

そのCDには、10くらい、バンド名らしきものが書いてある。渡さんの歌を聴かせてもらうと、

それまで、私が友人や身近な人から聴かせてもらった自作曲・レコーディング曲の中で、一番クオリティーの高い代物だった。

「えぇ!!!!超カッコいいじゃないですか~~!」と叫ぶ私。
(+o+ )

渡さんは私と同じくらいの背丈で少しがっちりした体型(小柄ではないけど、男性の中ではそれほど大柄ではないかな)。人のよさそうな温厚な顔立ちで、話し方も少しのんびりした感じだ。

その渡さんが、歌を歌うと、「すんごいイイ声ぇぇぇぇ。歌うまっ!!」なのだった。

( これで、「それなりにできるレベル」だなんて(;’∀’)レベル高いよ・・・)

イイ声と歌うま、カッコいいアレンジ、、、に、私がすぐになれるわけではないけれど、今、とにかく必要なのは

「渡さん!私にDTMを教えてください!」

とお願いすることだった。

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しまひろこ楽曲 フルで聴けます♪
「LINE Music」「Apple Music」に登録されている方は、「しまひろこ」で是非検索を♡聴いていただくだけで、活動応援になります♡

試聴・単曲ダウンロードはこちらから
http://shimahiroko.com/?page_id=75
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「渡さん、とりあえず何のソフトを使ってるのか教えてください!同じの買います!手取り、足取り教えてくれとは言わないので、どうにもわかないことがあった時だけ、教えてくださいぃ!!!!」(=_=

「いいですよ。僕で良かったら。(^^ )」

と、渡さんが快諾してくれ、「どうにもわからないことがあったら、渡さんに聞ける!」と思うと、とても心が軽くなった。

そして、さらに渡さんに聞いた。

「プロを目指そうと思うことはなかったんですか?」

「う、、、ん。僕はないですよ。音楽は好きだったけど、仕事としてやろうとは思ってなくて。仕事としては、今の研究職がやりたいことだったし、、、。やっとこの仕事で就職もできて、これからは家族も養ってかなきゃならないですし、ね。いつか、自分の生徒ができたら、生徒たちに歌を贈りたいとか、思うかもしれないけど。」

小学校の校長先生をしながら、歌を歌っていたYujiさんを思い出した。

なるほど、世の中には、いろいろな形で音楽であり歌作りを楽しみ、自分にも社会にも活かしている人たちがいる。

私の場合はどうなるんだろう?専業主婦で2歳児のママで、素人で今からDTMするなんて人が、その音楽をでどうやって社会と関われるのだろう?

でも、とにかく、社会とどうのと言う前に、「まずは自分でハッピー子育て!」だからね、私は。とにかく、自分のハッピーのために始めるんだ!

まずは数万円、夫に投資してもらい(「おれは投機をするつもりはないからね、しっかり回収するよ」と言われつつ(;’∀’))DTMソフトと周辺機器を購入した。

つづく。

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弾き語りで、お聴きください♪
2008年6月の初ステージで歌った、お母さんシンガーソングライター初のオリジナル曲『僕らの天使』♪

しまひろこ資料館
貴重な資料が発見されました! (笑)

音楽祭で配布した歌詞カードが一枚だけ、ノートに貼ってあるのが、発見されました!(表紙)
1曲目「子猫になって」

学生時代に作った歌を、少しだけ、今の気持ちでも書き直しました。
当時から「永遠のカタチ」というキーワードが特に気に入っていましたが、2017年リリースしたCDの中では、「永遠のカタチ」というタイトルで全面歌詞と曲調を改め収録しました。そのきっかけにもなったK先輩との再会、そして東京コンサートまでの道のりを描いたブログ小説「永遠のカタチ」もぜひご覧ください。

学生時代に作った 淡い恋の歌
お母さんシンガーソングライターになってからは、ほとんど歌っていませんが、初期に作った自作CD『僕らの天使(6曲入り)』に収録されています。

お母さんになって、初めて作ったオリジナル曲♪
『僕らの天使』誕生、初ステージ披露は、この音楽祭でした!
後日、修正を加え、CD収録のカタチになった様子がうかがえます↓(自分でも忘れていました・笑)

音楽祭で歌った歌詞に、その後、修正を加えている様子。

その後、初期の子育て広場ライブで良った曲に。2013年リリースのCROON版CD『大好き(3曲入り)』にも収録へ(完売)。


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