「Shall we sing?」第2話

~ひがし野ひろしま市編~
お母さんシンガーソングライター 始まりの物語

※フィクションです。登場する人物や地名は実際のものとは関係ありません。


第2話: 子育てするなら ひがし野ひろしま!


まったく身寄りや知り合いもいない土地に、1歳半の息子と引っ越してきた私にとって、引っ越してきた翌日からの最重要課題は、息子と一緒に遊びに行ける場所探し!だった。

市役所で住民票の異動手続きをした際に、市の広報を貰った。

パラパラとめくっていると、市が運営する子育て広場情報が目に飛び込んできた。

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子育てひろば「夢★もくば」平日10時~15時まで 無料/出入り自由 (0~3歳児親子対象)
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ここだ!ここに行かねば!

見た瞬間、そう思った。
他にも、広報には保育園や地域センターで行われる子育て支援のイベント一覧があったが、まずは、「いつでも」「自由に」「長く」居られる場所が欲しかった。

引っ越し前に住んでいた板橋区では、住んでいたマンションから徒歩圏内に3つの児童館があり、午前中~昼過ぎまでは乳幼児親子に開放されていたため、毎日の散歩の気分や、ママ友との都合に合わせて立ち寄っては遊ばせて貰っていた。

私たち親子には、家以外に居場所が必要だった。

遊びたい盛りの、でも一人で遊べる時間は限られている1歳半の息子と、二人きりでずっと家にいると、私も息子も互いにやりたいことができないようなストレスばかりを感じ、時間がいっぱいあるようでも何もできないような焦燥感、無力感を感じてしまうことを(そう思っていたのは私だけかもしれないけど・苦笑)、すでに板橋時代の一年半で実感していた。

ママにもいろいろタイプはあると思うが、私はとにかくお出かけ派。よく考えれば、OLで就職したが1年で事務職にとどまっておられず(一日中限られた空間にいることが耐えられなかった!)、志願して営業職になった私だった。

そうした私たち親子の救いになったのが、いつでも行ける児童館であり、同年代の子どもを持つママ友の存在であった。

板橋時代に、せっかく出会えたママ友と児童館との別れは、本当に耐えがたいものがあったが、、、(うう(;’∀’))夫&我が家の生活の基盤が変わるのであれば、致し方無いというもの!

頑張れ専業主婦!

とにもかくにも、私には時間と息子がある!!

一緒にお出かけできるところを探すのだ~!!!

転勤というより転職といった方が良い異動の夫には、「なんか、楽しそうだよね~」と言われているが、 未就学児母子にとっては、死活問題なんですよ!しかも実家も遠いし~(埼玉)!

というわけで、いざ 「夢★もくば」 へGO!

と、すぐにでも行きたいところだったが、 大学キャンパス近くの新居から、夢★もくばのある駅近くまでは、ブールバールという大通りでつながったシンプルな一本道なのだか、とても歩いては行けない距離。

これまで車を持っていなかった我が家だが、ひがし野ひろしまでは、車が必須だ。

車が手に入ると、さっそく、私たち親子は「夢★もくば」に遊びに向かった。

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小説「SHALL WE SING?」~ひがし野ひろしま市編~初めから読む~

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